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Canal Street Oji

灘区
分譲

坂道を少し下ると、そこは商店街。
ところどころにお店も立ち並ぶ、住宅地と商店街の境目のような場所です。

Canal Streetとは、アメリカ ルイジアナ州ニューオーリンズにある大通りの名前です。
この大通りは町の最古の地域フレンチクォーターの境界線の一つで、フランスとスペインの植民地時代を代表する古い街並みとビジネス街の新しい街並みを分割しています。
リビングのアクセントにこの「Canal Street」の名前を持つタイルを使用しました。

そして今回は、この名前を「境目」といった意味にも捉えなおし、
・住宅地と商店街
・グレーの石目のタイルとエレガントな柄のクロス
・キッチンの少し和風なグリーンの布目タイルと洋風なタイル・クロス
・爽やかな白の外壁とシックでインパクトのあるワインレッドの外壁

境目のある家をデザインしてみました。

建設         神戸市灘区福住通
敷地面積   53.36㎡(16.14坪)
建築面積   39.69㎡(12.00坪)
延床面積   114.47㎡(34.62坪)※インナーガレージ15.86㎡含

連棟の物件。隣家との切離し工事が必要。
土地の間口が2間(3,600m)を切っており、建物の間口は更に小さくなる状態。
間口が狭く、奥行きの長い地形のため、真ん中が暗くなりやすい。
出来るだけ、隣地境界ラインぎりぎりまで建物を広げるようにした。
そのために、通常はあまりしない外壁の内張り施工を採用した。
長時間滞在しないお風呂や洗面所は最低限に割り切って、居室を広くとるよう工夫した。
LDKの真ん中が暗くならないように、吹抜けをつけ建物の無い北側上部より光を取り込む工夫をした。
LDKの階段はできるだけ開放的にして、圧迫感を減らした。
Canal Street Oji
Canal Street Oji
爽やかな白とシックでインパクトのあるワインレッドの外観。
Canal Street Oji
玄関扉は艶のある木目のドア。重厚感があります。右手に見えるのは、隣家の壁。技術のいる施工です。
Canal Street Oji
その名もCanal Streetというタイル。優しい石目のタイルです。
Canal Street Oji
リビング続きの洋室は、光を通す建具で、間仕切っても暗くならないように。
Canal Street Oji
布目の苔色(モスグリーン)のタイル。深く渋い黄緑色です。光の当たり方で、様々な表情をみせます。
Canal Street Oji
3階の窓からは、廊下と2階のリビングに光を注ぎます。