従来の日本人は限られた空間の中で

必要なものを大切に厳選して持っていたと思います。

いつしか物に溢れ、物のための空間が必要となり、

必要以上に大きな家が必要になってしまいました。

断捨離から始まりときめきの片付け、シンプルライフ･･･

そしてミニマリスト。

昨今のこういった考え方の流れは、

かつての考え方が見直されてきたのかもしれませんね。

必要なものを選び、旅支度するようにシンプルに暮らす。

 

そんな、Compacter シリーズの第5弾。

場所は、東灘区北青木。

駅から徒歩3分。駅にほど近い住宅街です。

間口は14ｍ以上あるのに、奥行きは一番長くて4.5ｍほど。

この独特な敷地をどう使うか。

考え抜いて造り上げた間取りは、想像以上に大きなものになりました。

必要なものを揃えた1階の水廻りと居室。

１９帖もあるLDK。Compacterとは言えないサイズ感です。

解放的な3階の居室には、それぞれウォークインクローゼットを造りました。

建設地　　神戸市東灘区北青木3丁目

敷地面積　 54.82㎡（16.58坪）

建築面積　38.88㎡（11.76坪）

延床面積　105.50㎡（31.91坪）

 

間口はあるが、奥行が非常に短い敷地。 玄関や階段を真ん中に持ってくることで、廊下を減らし、居室の奥行きを確保した。