“Protagonist” Rokko
場所は、八幡町1丁目。
八幡町の由来と言えば、言わずもがな、
六甲八幡神社です。
八幡神社と言えば、厄除け大祭。
そんな厄除けの神社ですが、
そもそも「厄」とは、
悪いことが起こりやすいからおとなしく過ごしなさい、
といったイメージを我々は持っています。
しかし、それだけでは無いという説があります。
悪く捉えれば、「災いが起こりうる=厄」なのですが、
良く捉えたらどうでしょう。
「役割を担う=役」と考えるということです。
男性も女性も「本厄」の歳は、
人生でも大きな変革が起こりやすい歳なわけです。
例えば、男性の42歳。
仕事も役割が多くなって責任が増えたり、
40歳という節目を超えて、
転職や起業といったチャレンジのタイミング。
家庭でも落ち着きつつある年頃ではないでしょうか。
女性の33歳。
昔であれば、出産がひと段落して家庭を切り盛りしている年頃。
今だと、ちょうど出産の時期であったり、
仕事と家庭とどういった方向へシフトしていくか、
なんかを考え出すタイミング。
そんな責任であったり、決意であったり、
与えられた「役」を担う歳。
こう考えると、
この八幡の名前をもらった八幡町は、
「厄を除って、役を担う」=「主人公」のエリアなのでは。
ということから、
今回は、「Protagonist Rokko」と名付けました。
実際に灘区の中心部でもある八幡町。
便利さと快適さ、住んだ家族が主人公でいられる家を
と考えて計画しています。
3LDKの間取りは、2階にすべて水廻りを集めた
家事動線を考えたプラン。
ウォークイン土間収納を設けたプランや、
書斎を設けたプラン、
それぞれに特徴を持たせて設計しました。
2区画とも着工前に決まったので、
お客様のご要望を色々と取り入れました。
建設地 神戸市灘区八幡町1丁目
敷地面積 52.86㎡(15.99坪)・52.87㎡(15.99坪)
建築面積 36.92㎡(11.16坪)・35.33㎡(10.68坪)
延べ面積 100.77㎡(30.48坪)・104.48㎡(31.60坪)※両物件共ガレージ含む
面積が小さい上に、地形がいびつ。3種高度地区で、3階建てを建てるには厳しい制限。 両面道路というメリットを生かして、建ぺい率を緩和させ、ギリギリまで使った。
3LKDに割り切って、使い勝手を優先した間取りにした。
斜線にかかる部分は、大胆に削った間取りにした。