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Back to the Source oji

灘区
分譲

一つ一つ、真剣に物件と向き合って造ってきたことで、

少しずつですが、わかって下さる方が増えてきた気がする

今日この頃。

そんな中だからこそ、

アイクラーも一度原点に戻って考える時期かなと考えて造りました。

 

私が社会人になった頃は、それまでの一般的な戸建て住宅のデザインに大きな変革があった時期で、

「シンプルモダン」「和モダン」といった、新しいモダンの形が出てきました。

無駄を省いた、よりシンプルなデザインが、

実は私のデザインの根幹です。

 

主人がアメリカンヴィンテージが大好きで、

コツコツと集めた家具からイメージしたデザインを

アイクラーでは行ってきましたが、

やりすぎるとコテコテになってしまい、

新築住宅ではうそっぽくなります。

ましてや建売となると、コストも限られますから、

「っぽい」とか「〇〇風」なんてことになってしまいます。

 

これまでアイクラーのデザインは、

アメリカンヴィンテージにシンプルさを取り入れて、

少し引いたデザインにしてきました。

このバランスに、いつも悩んできました。

でも、ここがアイクラーらしさでもあったのだと思います。

 

ここのところ特に、「っぽい」「〇〇風」が溢れてきた気がするので、

今後は原点に戻って、更に削ぎ落とした「シンプルモダン」を

アイクラーの観点で表現してみたいと思っています。

そんな変革の第一弾のこの物件は、

「Back to the Source(原点回帰)」と名づけることにしました。

建設   神戸市灘区上野通5丁目

敷地面積   80.93㎡(24.48坪)・  86.76㎡(26.24坪)

建築面積   50.62㎡(15.31坪)・  48.60㎡(14.70坪)

延床面積   99.49㎡(30.09坪)・  92.60㎡(28.01坪)

第一種低層住居専用地域と第一種中高層住居専用地域にまたがった土地。
北側が第一種低層住居専用地域のため、3階建てが建てにくい。
電柱(NTT柱)の控えが敷地の前にあり、車の出し入れが困難。
北と南に土地を分けたため、北の土地が暗くなってしまう。
2階建てのプランを検討した。
玄関・廊下は最低限にして、居室の面積を確保した。
NTTと協議の上、控えを外すことが出来た。
間接照明を造ったり、階段室を開放的にして、窓からの光を取り入れることで、明るさを確保した。
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Back to the Source oji
レンガ調タイルをあえて芋目地仕上げに貼りました。
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600角の大判タイル。それに負けない、大きめのスクエア窓。
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吉野杉を天井と壁に。貼り方向を直交させてデザイン。
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外壁に屋根と同じ素材のスレートを。タイルともサイディングともまた違う。
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リビング階段は、ひな壇にして開放感を出しました。
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間接照明で優しい明かりを。
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吉野杉とガラスモザイクの組み合わせ。
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LDK続きの和室は、アクリルパネル扉で緩やかに間仕切り。反省部屋にも(笑)