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和室を考える
まずは、和室について考えてみようと思います。
購入したマンションには和室が1つありました。
新築を造っていると最近は和室を造らないことも増えましたが、私たちは昭和の人間なんですよね。
やっぱり畳が落ち着く・・・
とりあえずフローリングにしてしまう、というのはもったいないので和室として残すことに。
1.畳
他の部屋とのバランスも考えて、少し洋風に。ということで、縁無し半畳タタミにすることにしました。
コストだけで考えると、縁のある1帖畳の方が安くなりますが、この部分はデザイン優先で考えました。
ちなみに畳は大きく2つの素材に分かれます。
①樹脂・和紙
特徴の1つ目は、高い耐久性。
い草にありがちな毛羽立ちや色あせなどの劣化が少なく、防ダニ対応していたりと日本の技術がつまっています。
床暖房にも対応できるシリーズもあります。
特徴の2つ目は、バリエーション豊かなカラー展開。
禅のイメージの落ち着いた色から、明るい洋室とも言えるような色まで様々です。
リビングから続くような和室を設置するならば、畳をアクセントにして、障子がわりに和紙ブラインドやウッドブラインドを設置したりするのもいいですよね。
セキスイ『MIGUSA』https://www.sekisuimigusa.jp/index.htmlやダイケン『健やかくん』http://www.daiken.jp/b/yuka/10_046.html#ITEMSPECなどが代表的でしょうか。
メーカーのホームページには細かい特徴が載っていますので、ぜひ見てみてください。
陽の良くあたる場所に畳を置く場合は、やはりこういったタイプを選ぶ方がいいと思います。
②い草
昔ながらの畳素材です。
天然のい草のいい匂いがどうしても外せなかった私たちは、い草を選択しました。
部屋に入った時のい草の匂いがたまりません(笑)
ちなみにい草には空気の浄化作用なんかもあるようですね。
今回の和室は北の部屋で尚且つ主人の部屋(書斎?)になるため、劣化も少ないかと思ったのでい草の選択になりました。
その代わり、ある程度の期間でメンテナンスは必要になりますし、掃除なんかもちゃんとしないとダニが・・・
(まあ、自分の部屋のメンテナンスは自分でしてもらいましょう!笑)
2.壁
和室の仕様なので、い草畳の色にあうようにちょっと落ち着いたクロスを選択しました。
ただ、それだけだとつまらないので建具だけは遊んだクロスを。
サンゲツのこのクロスです。
フレンチ系なイメージのクロスですが・・・
意外にも和室にあいました。
3.天井
天井は元々は木目の化粧合板でした。
古い物件なので、下地も少なく手で押すとベコベコするような貧弱なもの。
ダクトレールを設置したかったので、下地の強化をしたかったこともあり、ラワン合板を増し張りして塗装しました。
合板の継ぎ目はあえて目地として残してデザインにしました。
長くなってきましたので、つづく。