現在の賃貸マンションは、築20年を軽く超える３DK。
1階だけど道路よりも上がっていて明るい、バス停やスーパーから近くて便利。
大家さんもとってもいい人で、いつも綺麗に管理してくれている。
そんな環境が気に入って住んでいました。
けれど、2人だった家族は気づけば4人に。
少々手狭になってきた上に、少し古い間取りは私たちには使い勝手が悪い状況でした。
その上、子供たちは男の子で、やはり動きが粗い。
特に下の息子が動けるようになってきてからは、拍車がかかりおもちゃを投げたり、たたいてみたり。

家を壊される前に脱出しよう！ということになり、我が家の移住計画が急遽持ち上がりました。
できれば、土地を買って自分で設計した家を建てたい。
不動産を扱っているとはいえ、いきなり物件が見つかるわけでもなく、気持ちはあせるばかり。。。
一旦は普通の建売を買ってしまおうか！という話まで出たことも。
（これはいろいろあって、断念しましたが）

そんなこんなで悩んでいたところ、今回のマンションに出会いました。
最上階のその部屋からは北は六甲山が、南は海が見える。
大好きな神戸の景色を望めるこの物件を一目で気に入ってしまった私たち。

このロケーションはやはりマンションならでは。
設備や内装は古いままでしたが、逆にリノベーションで自由にできる！と考え、その日の夜には買うことを決めました。

事業で土地を買ったり売ったりする判断は冷静にできるのに、自分たちのこととなると難しいものですね。
考え出すと、本当にこれでいいのか、もっと条件のいい物件が出てくるのではないか、そもそも今は買うべきなのか。
買い付けを出した後も、ぐるぐる悩んだことは事実です。
お客様の立場になって考える。当たり前に考えているつもりでしたが、本当に経験すると改めて自分たちの造るものに対する責任感みたいなものを感じました。
（最後はちょっとまじめに）

つづく。。。