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洗面室を考える
洗面室についてです。
以前にお話したとおり、1616サイズのユニットバスを入れるために洗面室のレイアウトは変更することになりました。
考えるポイントは3つ。
1.洗面化粧台
洗面化粧台は幅が1mまで入るので、せっかくなのでシステム洗面台ではなく造作することにしました。
1-1.ボウル
意外に洗面台が混むことが多い我が家。
ということで、2水栓タイプにすることにしました。
カウンターに2ボウル並べるのも良いなと思ったのですが、幅が1mでは逆に狭苦しい感じになるのでは・・・
と考えて選んだのがボウル1つで2水栓、カウンター無しで直接壁に取り付けるタイプ。
サンワカンパニーのエレガンスダブルというものです。
これならば、子供が水をはねさせてもビチャビチャになりにくいですしね。
1-2.水栓
ボウルに合わせて選定しました。
水栓を選ぶときは、高さや角度などボウルとの相性も大事です。
あまり、吐水口が高いと水はねしてまわりに水が飛びますし、低すぎると使いにくい。
また、洗面台で洗髪するかどうかも選ぶときのポイントですね。
我が家でちょっとこだわったのがアメリカンテイストにしすぎないということ。
で、2ハンドル式で日本製にしました。
カクダイのhanaシリーズです。その名の通り、花をモチーフにしたやわらかい印象の水栓です。
1-3.タイル
壁付けの洗面ボウルなので、クロスの壁だとすぐに剥がれてくると思われたので、タイル貼りにしました。
タイルはダントーのホワイトロード。
水周りなので清潔感のある、白いタイルを探しました。
ゆらぎのあるデザインではなく、まっすぐな、すっきりとしたタイル。
因みに、ダントーという会社は明治から続く130年の歴史を持つ淡路島の会社です。
1-4.照明
照明器具は船に使われていたもののようです。
お店の人曰く、タイで仕入れたとのこと。
ヴィンテージの色合いに惹かれて購入しました。
よく見るとなんと!製造元は大阪のようです。
調べてみると、「大阪電機工業株式会社」という104年の歴史を持つ船舶用照明を造る会社でした。
1970年代か80年代ごろ、大阪で製造され輸出されたのでしょう。
どこの国かの船の照明となり世界を旅し、その船が廃船となりタイで解体される。
そして再び日本に戻ってくる・・・。
何か運命を感じてしまいました。
とはいえ、このランプ、車のスモールランプを使っているようで、洗面台の明かりとしては何の意味もなしておりません。
飾りでついております(笑)
もちろん、船舶用ですので防水もばっちり。
近々の物件で使ってみようかと画策中です。
住宅用のデザインとしてのマリンランプは多々ありますが、本物の船舶用を使う所はまずないでしょう!
また、ご紹介させていただきます。
2.建具
建具、といっても実際はカーテンです。
というのも間口が狭くなってしまったため、建具をつけるとしたら開き扉しかつかなくなりました。
我が家の場合、洗面室はほぼ開けっ放しなため、これでは非常に不便です。
ということで・・・割り切りました!扉は無しにしよう!!
ただ、来客時のことを考えて何か目隠しになるものが必要。なので、カーテンをつけることにしました。
アコーディオンカーテンといったしっかりしたものもありますが、我が家の使い方とデザインの両方の観点からカーテンになりました。
1-1.バー
玄関の横なので普通の突っ張り棒ではちょっと。
ということで、選んだのが キークランプ+ガス管 です。
ガス管は外部で今も使われているやつです。
キークランプとは、英国のReadingに所在するキークランプ社によって開発された、オールマイティーなパイプ継手で約70年の歴史があるとか。
日本では、フジアルファ株式会社が代理店になっています。
こんな袋に入ってきます。結構かわいいですよね。
で、中に入っているのがこれ。
これをどう使うかというと・・・
こんな感じで壁に取り付けます。
バーの部分がガス管。
キークランプの色に合わせて、亜鉛メッキ・ドブ漬け加工されたものにしました。
ちなみに、一番上に写っている洗面台の下にあるタオル掛け?のバーもキークランプとガス管です。
1-2.カーテン
カーテンは、ヴィンテージのミリタリーテントを加工してもらったもの。
ハトメをつけて、S字フックで掛けました。
が、S字だとすぐに外れてしまったので、リング(子供のころ、単語帳なんかにつかっていたようなアレです)で留めました。