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定期点検について

桜が開花しましたね!春です。
流石に分厚いランチコートはと思い、トレンチコートを出してきたのですが、未だ寒かったのか・・・
風邪を引きました(-_-;)
(しかも、花粉症だと思い込んでいて、酷くなるまで気づかなかったという・・・)
春とはいえ、まだまだ夕方になると寒い日がありますからね。
皆様、体調には気をつけて!!(←お前が言うな!って有様ですが、笑)

 

さてさて、今回は点検についてです。

お引渡し後の定期点検は、宅建業法にも建築基準法にも特に規定はありません。

ですから、建売業者としての対応はマチマチになっているのが現状です。
大体、1年から2年で行っている業者さんが多いように思います。
ただ、場合によっては何もない場合も。

基本的には維持管理のための点検は、住んだ方が自ら行っていくものですが、
初期不良的な問題は短期間に出ることが多いので、一度はプロの目による定期点検がある方が安心かもしれませんね。

アイクラーでは、お引渡しから2年後に点検及び補修を行うようにしています。
理由として一番大きいのが、建物の動きが落ち着くのがおおよそ2年ぐらいかかるから。ということです。
木造住宅は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造と違い、柱や梁といった構造部が自然物の木で出来ています。
そのため、冬は乾燥して縮み、湿気の多い梅雨から夏にかけて膨張する。といった動きがあります。
1本、1本の木も、それぞれにクセがあり、反りやすい物、縮みやすいもの、様々です。
かたや、内装のクロスはビニールです。
多少は伸びますが、木の動きとはあいません。
そのため、木の動きについていけなくなったクロスの継ぎ目が開いてきます。
ということで、落ち着いてきたところで補修に入る、というのが私達の考えです。
(因みに、地震などで揺れた場合も、家そのものがある程度揺れることで、力を逃がしています。)

 

先日も2年点検でお家に伺ってきました。
2年前にはあんなに小さかったお子さんが、しっかりしたお兄ちゃんになっていたり、家族が増えていたり。
いろいろな変化があります。
点検のはずが、子育て談義になっていたり(笑)
お家の方は、クロスの補修なんかがメインになる程度で、大きな問題もなく本当に丁寧に使っていただいていました。
なんか、こういうのを見せてもらうと本当に嬉しくなります。
と同時に、大きな問題がないように施工してくれている、業者さん達のことを凄く誇りに思えてくるのでした。
点検後には、監督が自ら・・・

こんな感じで補修しています。

ということで、アイクラーの家を買って下さった皆様、2年間、家が落ち着くのをお待ちくださいね。

もう一つ・・・実は2年点検には目的があります。
生活していく中で、もう少しこうだったら、といった実際のお話を伺い、自分の引き出しをアップデートしていくということ。
もちろん、それぞれの土地には特徴がありますから、反映できないこともありますが、机上ではわからないことがわかるってありがたいことです。
こうやって、また一つクセのある土地に、使いやすくて、経済的で、それでいて愛着のもてる家が誕生していくのです。
・・・なんて、かっこいいことを言ってみました。