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リフォームあるある。
リフォームと一口に言っても、その規模はクロスの交換やトイレの交換といった小規模のものから
間仕切り壁まで壊して間取りそのものまで変えてしまう大規模なものまで、様々です。
内装を間仕切り壁まで完全に解体してから行うものをスケルトンリフォームと呼びます。
(最近では、リノベーションと呼ぶ方がしっくりくるかも・・・)
この場合は、下地にしても石膏ボードにしても、すべて新しくするので自分たちの希望通りに施工できますし、最新の材料で施工できます。
しかし、そこまで大規模にしないリフォームの場合、既存の壁や下地を利用します。
そのため、当時の施工状況によって、どうしようも無い問題が出てきます。
以前に書いたタオルホルダー問題ももちろんそうですが、クロスや床の凹凸、建具の建付なんかは、結構問題が多いです。
当時の材料の精度もそうですし、施工自体が雑なことが多いんですよね・・・
例えば、古いマンションは絨毯敷きの場合がけっこうありますよね。
これを剥がしてフローリングを貼るのですが、大抵の場合その下はコンクリート下地になっています。
(これを直貼りと呼び、マンションではこれ以外に2重床という施工方法があります。
このあたりは、また追々)
このコンクリート下地が曲者で・・・
正直、デコボコです。もちろん、剥がし残しのボンドなんかのせいもありますが、そもそもレベルがあっていません。
そこに、真っ直ぐなフローリングを貼るわけですから、想像つきますよね。
踏んだ時にデコボコがわかります。
厚めの絨毯だと、ごまかせてしまうんですよね~。
職人さんたちは、実際の施工の前の下処理に時間が掛かったりしていたりします。
リフォーム物件を見る機会がある方、そんな苦心の後を感じながら見てみてください(笑)
全く新築と同じようにはならないですが、そこがまた愛着になると私は思っています。
我が家もそうですが、リノベーションではなくリフォームをなぜ選ぶのか。
ずばり、費用と日数です。
当たり前っちゃ、当たり前なんですけどね。
建売住宅と違って、リフォームの場合は、先に物件を決済してしまいます。
ということは、引っ越すまでは現在の住まいとローンの2重支払いが発生するわけです!
一瞬の間とはいえ、倍ほどの家賃がかかってくるわけですよね。
ということで、いかに早くリフォームを終わらせるか!が重要です。
今あるものを出来るだけ使って、でも住む人の好みに仕上げる。
どこに優先順位を持っていくかなど、要望の整理が大切になります。
我が家も壁をさわったのは、浴室に関連する部分だけでしたしね~。