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革新の年

今回はちょっと真面目な話を。

 

去年のテーマは「始める年」にしたのですが、

まぁ、始めるというか、

大きな力によって無理やり始まってしまった感のある年だった気がします。

刷新すべきことを分別して〜、それから〜、

なんて言ってられませんでしたよね。

 

ニューノーマルという言葉がいつの間にか一般的となり、

コロナ以前、以後で大きな生活の違いが生まれた去年。

年が明けたと思ったら再びの緊急事態宣言の出た、今年。

よりはっきりとした違いが出てくるのだろうと思います。

今まで積み上げてきたものが、一新されるであろう年なのかもしれません。

 

正しいと思ってきたことが、突然悪になるような時代。

人と会うことすら悪になるような時代。

家を売る、買う、という方法も刷新されると思います。

というか、変わらざるを得ない。

そんな中で、私たちは過去に囚われるのではなく、

今の現実に向き合って変わっていく。

きっと、「家」に対する価値観も変わっていくのでしょう。

自分たち家族を守る砦であり、新たな場でもある。

仕事をする、学ぶ、遊ぶ、そして安らぐ。

その全ての機能を家というものが背負っていくのかもしれません。

 

家は大人の満足のためだけではありません。

我慢ばかり強いられている子供たちのためでもあります。

長男に何の教科が好き?

と聞いたときの事です。

「給食と体育!!」

と男の子らしい返事が。

ただ、理由を聞くと

「だって、マスクしなくていいから」

親として、大人として切なくなりました。

子供たちは否応なく、この時代を受け入れないといけない。

少なくても家に帰った時ぐらいは

我慢しなくていい生活を送って欲しい。

 

今年のテーマは「革新の年」とすることにしました。

見た事もないような斬新なデザインをする、

とかそういう意味ではありません。

今までの不動産業界や建築業界の常識を疑う。

「革新する世の中を生き抜く」

が近いニュアンスかもしれません。

 

どんな世界が待っているのか、私には想像がつきません。

ただ、

目の前にいる家族のことを、

アイクラーを共に造ってくれる人たちのことを、

アイクラーの家に住んでくれている人たちのことを、

そして、

アイクラーの家をこれから買ってくれる人たちのことを。

裏切らないようにしていきたいと思います。