“Argha”Oji Ⅱ

気が付けばクリスマスが終わり、

街中が年末ムードに入りました。

あと数日で今年も終わり。

今年は、巳年ということで

「脱皮」していこうという年でした。

そんな脱皮の最終形として、今年最後の大仕事。

ま、このブログを読んでくださっている方は

お気づきのことですが、

WEBサイトを刷新しました。

夏ぐらいから制作会社と共につくってきて、

年内についに完成。

今回は、イメージだけでなく、

言葉にも拘って作りました。

年末年始、お時間のある方は是非

隅々まで読んでみてください～。

いや、ほんと。

プロの仕事って凄いなと改めて思った

サイト作りでしたね。

バラバラに存在していた、

私たちの思いを一つにまとめ、

想像していた以上のものを提案する。

私たちの仕事も同じなんだな。

と、自分自身の家づくりを振り返る瞬間でもありました。

来年は、また一つ脱皮したAICHLERを、

皆様にも感じていただけるように・・・

と、ここまで書いて

自分でハードルを上げてしまって、どうしようか

悩む私、笑。

 さて、先日建物が完成し、

ただいま絶賛外構中の物件。

今回の物件は、赤坂通6丁目。

赤坂通は以前にも物件があり、

気心知った土地柄。

ということで、

テーマは引き続き「Argha」です。

 

赤坂通の名前の由来はいくつかありますが、

「閼伽」の流れる坂、

という意味があると言われています。

「閼伽」とは、仏教用語で水（功徳水）

のことです。

サンスクリット語のarghaの音訳で、

「価値あるもの」の意味で、

客人を接待するにもっとも必要な水を意味し、

転じて神に供える捧げ物の意味となりました。

 

さて、哲学の創始者と言われる、

古代ギリシアのタレスは

「万物の根元は水である」

と説きました。

これは、単純に物質の事を指している

訳ではなく、

無限の変転するエネルギーを象徴していた、

という説があります。

（色々な考え方がありますので、あくまで一説）

 

無限の変転するエネルギーなる

「閼伽」の流れる坂。

その語源から「argha」と付けました。

 

王子公園の東北に位置するこのエリア。

魅力的なエリアなのですが、

古くからの住宅街ということもあり、

前面道路が狭い場所が多くあります。

そんな中で、今回は

前面道路が5.6m以上で南向きという立地。

2階建てで計画しました。

1階リビングと2階リビングの

それぞれ全く違う間取りとデザインで仕上げました。

外観は、バラバラすぎるのも一緒すぎるのも・・・

と思いましたので、統一感を持たせつつ。

ということで、年末なのでこの辺で。

大掃除が終わってない・・・・・・・