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Ihozaki
台風続きの9月。
そして、歯抜けのシルバーウィーク。
不規則な習い事。
と、子供たちの予定を把握するだけで精一杯の日々です。
主人は、「(釣りの)船が出ない~」と、悶々。
天気予報や風向き予報とにらめっこ。
いや、あなたは漁師じゃないんで。
そうこうしているうちに、
新しい物件が佳境を迎えていることに気づき、
焦る私。
ということで、今日は物件の話を。
場所は魚崎中町2丁目。
神戸としては珍しいフラットエリア。
近くには大きなスーパーも出来て、自転車で生活できる、
ここのところ盛り上がりを見せるエリアです。
この「魚崎」。
歴史は長く、名前の由来も神話時代に遡るといわれています。
日本書紀には、
応神天皇の時代に伊豆国から献納された枯野という船が老朽化したので、
これを薪として塩を焼いたところ500籠(50籠とも)の塩が出来、
諸国に分け与えた。
代わりに船を造って朝廷に献上するよう命じた。
その結果、各地からこの地に集まった船は500隻にもなり、
川口から近くの海岸沿いには無数の船が並んでいた。
とあるようです。
そこから、この地は「五百崎(いほざき)」
と呼ばれるようになったといわれています。
魚崎エリアはその他にも、
その海岸沿いを「雀の松原」と呼び、
御影の松、布引の滝と並んで称される、
景勝地としても知られた地であったとか。
源平盛衰記や平家物語に登場し、
実際に源平合戦のあった地でもあります。
室町時代の観応の擾乱では、
足利尊氏と足利直義兄弟がお互いに戦った地でもあります。
そして現代では、
西灘から西宮の灘五郷にも名を連ねる酒造地の1つでもあります。
歴史にも現代にも都度登場する魚崎の地。
これからの家族の物語もここに刻まれます。
今回は、歴史ある名前の由来から、“Ihozaki”と名付けました。
3階建てのエリアですが、2階建てで設計しました。
1階のリビングは高天井で広がりを持たせています。
また、1階の洋室は、あえて個室化することで、
毎日のLDKのリセットがしやすい工夫を。
2階の水廻りは、バルコニーまでの導線に上がり下がりがなく、
取り込んだ後の片付けもワンフロアで出来るように考えたもの。
只今、建築中です。
他にも建築中の物件がいくつもあるのですが、
追い付いていません~汗。
それは、また次のブログで。