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”sakuramori” Okamoto
今回の物件は、なんと岡本です。
岡本でも、阪急岡本駅の北側、岡本5丁目。
新旧の邸宅の並ぶ、閑静な住宅街です。
そんな人気のエリアでの、今回のテーマは『sakuramori
岡本は、古来から「梅は岡本。桜は吉野。みかん紀の国。栗丹波。
と詠われた、梅の名所でした。
なのに、あえて「桜守」。
ちゃんと理由があります。
阪急岡本駅から少し西に歩くと、住宅街の中に溶け込むように現れ
ソメイヨシノだけではない、様々な桜を愛でることの出来る、桜の
ここは、水上勉の小説「桜守」のモデルにもなった笹部新太郎氏の
(この小説、NHKでドラマにもなったとか!)
笹部氏は、桜の研究者で、特に日本古来種の保護育成に尽力し「桜
(でも、元々は東京帝国大学法科大学政治学科を卒業して、
犬養毅
大阪造幣局の通り抜け、吉野の桜、
夙川公園の桜などの管理、指導
関西に住む人間であれば、一度は笹部氏
で、です。
元々の名所を管理指導するだけでなく、
笹部氏は桜の研究や保護育
その一つが、京都の郊外、向日市にありました。
なぜ、ここに食いついたか。
実は、私の実家がこの向日市なんです。
(京都って言ってたクセに、ちょっと違うやん。。。なんて言わな
点と点が線になる。
とは、こういう事なんだな〜
思った瞬間でした。
ということで、梅ではなく桜の岡本。
古来から日本人が愛してやまないものをどうデザインに反映させる
品があって、優しい、そんなデザインにできたらと思います。
いつものテーマは大文字から始める綴りにしていますが、
今回は小文字にしています。
柔らかいイメージがしませんか?これも、ちょっと拘りです。
因みに、向日市の桜の園には、その後の話があります。
これは、またそのうちに。