ブログBlog
誰のための家なんだろう。
あっという間に桜は葉桜へと変わり、暖かくなりましたね。
子供たちも1学年上がり、ちょっとお兄さんになりました。
改めて子供の成長ってすぐだなぁと感じる今日この頃です。
そして、1日が経つのが恐ろしく早いと感じるのは、歳のせいでしょうか・・・
灘区は人気の住宅エリアです。
不動産バブルの様相もあり、土地の値段はどんどん上がっています。
そうなると、事業での土地の仕入れも必然的に高い値段で買わざるを得ず、
不動産業者側は、いかに儲けるか(笑)というところで、
高い土地の上に所謂「安普請」な家を建てて、高い値段で売る。
人気のエリアに、グレードの低い家を安く建てて、高値で売って儲かった!
になるわけです。
買う側は、ちょっと高いな、その割りにぺらぺらな建売だな、
ともやもやしたものを持っても、
希望するエリアにはこれしかない、という妥協で買うしかなくなったりします。
けれどそれって、一部の不動産屋さんしか幸せにならないよな~と思うのです。
家を買いたいと思うタイミングは人それぞれだとは思いますが、
アイクラーの物件を買って下さるお客様に関して言えば、
子育て世代のご家族がほとんど。
子供たちへ掛けるお金はどんどん増えていくから、
家にばかりお金をかけられない。
本音には、こんな思いがあるのではないでしょうか。
少なくても私たちはそう思っています。
だからこそ、私たちは自分たちが適正だと思う販売価格を超えてしまうような土地はどんなに良い土地でも買いません。
逆に、ちょっとクセがあっても、間取りの工夫で楽しくなる土地ならワクワクして買います。
少し時間はかかっても、1棟1棟に向き合って設計したり、内装をデザインした家を建てる。
工務店の監督には「ほぼ、注文建築ですよ。」なんてぶつぶつ言われたりしますし、
正直、ちょっと儲け幅も少なめです(笑)
でも、それを共感してくださる方達に住んで欲しい。
そんな思いで、日々家を造っています。
先日、ある完成物件のご契約がありました。
同じ日にお2組からの購入希望が入り、抽選でのご契約となった物件です。
(抽選になるなんて、初めてだったので、びっくりしました・・・)
そのお客様から、
「本当は、妥協して物件を決めようとしていた。
けれど、たまたま見たチラシで、内覧してみよう!ということになり、
内覧したところ、一目ぼれした。
1週間猶予をもらったが、ここしかないという結論になって、
次の日には購入する意思を伝えていた。」
といったお話をいただいて、私たちが思ってきたことが
間違いではなかった、
共感してくださった、
ことにちょっと感激してしまいました。
残念ながら抽選に外れてしまったお客様からも、ご縁があれば建物だけでもアイクラーでお願いしたい。
といった嬉しいご連絡もいただけて、
派手に物件を買ってはいませんが、着実に共感してくださるお客様が増えていることを実感しました。
私たちは、「make a better life」のミッションのもと、
関わるすべての人の生活がよりよくなるように、
その期待に答えられるように、
その期待を裏切らないように、
物件に向き合っています。
ということで、建築中のほとんどの物件が売れてしまったので、
ぼちぼち仕入れをしています。
そのお話は、また後日。